クリニックからのお知らせ
[2023.12.29] 今年もお世話になりました<(_ _)>
今年1年間、皆様には大変お世話になり、心より感謝申し上げます。皆様のご協力のお蔭で無事に1年を終えることができました。今年も12月30日~1月3日を年末年始のお休みとさせていただきます。来年も院長、スタッフ一同心を込めたぬくもりのある診療を心がけてまいりたいと思っております。1月4日~診療再開させて頂きますが、年末年始のお休み期間でも広島市精神科救急情報センターをご利用になれます。緊急を要する場合は☎082-892-3600へご連絡ください。それでは皆様、良いお年をお迎えください m(_ _)m
[2023.12.15] 2023年第13回禁煙CMコンテスト
NPO法人日本禁煙学会では毎年禁煙CMコンテストを開催し、手作りの禁煙動画を募集しています。このたび、2023年の結果発表と総評が同ホームページで掲載されました。いずれも素晴らしい作品ばかりで、とても素人が作ったと思えないクオリティーでしたので是非ご覧ください。2024年第14回禁煙CMコンテストの募集も始まっており、3位以内に入賞すると1~10万円の賞金も頂けますので、是非ご参加ください。2024年9月30日 消印有効、詳しくは日本禁煙学会ホームページをご覧ください。
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2023年第13回禁煙CMコンテスト1位・2位作品(クリックするとYou Tube動画へリンクします)
[2023.12.01] 第119回日本精神神経学会学術総会参加②
第119回日本精神神経学会学術総会にWebで参加しました。シンポジウム64「うつ病治療への次なる期待」では熊本大学大学院生命科学研究部神経精神医学講座の竹林実教授の司会で、従来の治療で改善しない治療抵抗性うつ病に対するあらたな戦略についても4講演がありました。広島大学精神神経医科学教室の岡田剛先生による「fMRIニューロフィードバックを用いたうつ病治療の可能性」では、機能的磁気共鳴画像法であるfunctional MRIを用いてニューロフィードバックと言われる、個人の脳情報を検出し、本人が近くできる感覚刺激に変換してフィードバックすることで脳の状態を自己制御する治療法の開発についてのお話で、効果が長期間維持されることも期待できるとのことでした。
ご興味のある方は当院ホームページ内の学会研究会報告のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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"池と紅葉" (写真をクリックすると拡大します)
[2023.11.25] 年末年始お休みについて
今年も12月29日(木)まで診療12月30日~1月3日を年末年始のお休みとさせて頂きます。お薬や体調についてご相談のある方は、お早めにご連絡下さい。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご協力お願い致します。年末年始のお休み期間でも広島市精神科救急情報センターをご利用になれます。緊急を要する場合は☎082-892-3600へご連絡ください。
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[2023.11.11] クリスマスツリーを飾りました~
今年も待ち合いにクリスマスツリーを飾りました! お待ち頂く間にご覧になってお楽しみください。次回受診日をお楽しみに(^^)/
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[2023.11.01] 第119回日本精神神経学会学術総会参加①
第119回日本精神神経学会学術総会にWebで参加しました。シンポジウム2「今後期待されるうつ病への新規治療法について考える」では、杏林大学精神神経学教室の櫻井準先生による「ケタミン治療」の講演があり、ケタミンは①即効性、②希死念慮への効果、③治療抵抗性うつ病への効果が特徴で、ケタミンの単回投与で希死念慮の有意な減退が4時間後には認められ、少なくとも6週間後まで持続し、他のどの治療よりも治療開始2週間後において優れた抗うつ効果が示されました。シンポジウム12「死別の精神医学」では名古屋市立大学精神科の明智龍男教授がコーディネーターとなり、それぞれ専門家の4人の先生方の講演がありました。広島大学病院精神科/緩和ケアチームの倉田明子先生よる「死別後うつ病、複雑性悲嘆の治療:遺族ケアガイドラインより」では、病因死による遺族のうつ病に対しては抗うつ薬の投与を提案するが、複雑性悲嘆に対しては抗うつ薬等の向精神薬は推奨しないとのことでした。
ご興味のある方は当院ホームページ内の学会研究会報告のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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"彼岸花" (写真をクリックすると拡大します)
[2022.10.27] 新幹線の喫煙ルーム廃止!
JR西日本グループより「~山陽新幹線における受動喫煙防止の取り組みについて~新幹線車内の喫煙ルーム及び駅の喫煙コーナーを廃止します」との発表がありました。2024年春より山陽新幹線車両の喫煙ルームをすべて廃止し、そのスペースに災害等緊急時に備えて非常用の飲料水などを配備するとのことです。また新倉敷駅、新尾道駅、三原駅、東広島駅、新岩国駅、厚狭駅、新下関駅の喫煙コーナーも廃止するようですが、なぜか広島駅が挙げられていないので、今後の取り組みに期待したいと思います。東北・上越などJR東日本の各新幹線では2007年までに喫煙車、喫煙ルームともに廃止されていますが、このたびJR東海、JR九州も同様に喫煙ルームをすべて廃止するとのことで、日本全国の新幹線車内で喫煙ができなくなります。タバコによる健康被害や受動喫煙のない社会を目指して、当院でもコツコツと禁煙外来を続けていきたいと思っています。
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[2023.10.17] 産業医実地研修会参加
産業医実地研修会へ参加しました。産業医科大学産業生体科学研究所の堀江正和教授による「長時間労働者の面接指導の実際」では、循環器疾患及び精神障害の労災認定、長時間労働者の面接指導、医療法に基づく面接指導など、労働安全衛生法を元に面接指導について具体的に教えて頂きました。
ご興味のある方は当院ホームページ内の産業医研修会のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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[2023.10.02] インフルエンザ予防接種のお知らせ
当院では本日よりインフルエンザ予防接種の予約を開始致しました。今年もA型インフルエンザに対する2価だけでなく、B型インフルエンザにも対応する4価のインフルエンザHAワクチンとなっています。当院通院中の方およびご家族や付き添いの方を対象とさせて頂きます。数に限りがありますのでなくなり次第終了とさせて頂きます。ご希望の方はお早めに当院受付でご予約ください。高齢者(65歳以上)および60~64歳で、心臓、腎臓、呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有し、その障害が身体障害者手帳1級に相当する方は例年各市町村からの補助制度がございますので、受付にてお気軽にお尋ねください。広島市のインフルエンザ最新情報広島市感染症情報センターホームページをご覧ください。
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"Senganen" (写真をクリックすると拡大します)
[2023.09.22] こころの健康よろず相談のご案内
10月22日(日)広島県精神神経科診療所協会主催の第29回こころの健康よろず相談が行われます。新型コロナウイルス感染対策のため、ここ数年は電話相談のみでしたが、今年より対面相談も再開することとなりました。お年寄りから子供さんまで家庭・学校・職場の悩みに広島市の多数の精神科専門医が無料で対面および電話相談(☎082-223-1201)に応じます。予約不要、匿名も可能ですので、病院を受診するのはまだ抵抗があるといった方はこの機会にお気軽にご相談くださいm(__)m 詳細は広島県精神神経科診療所協会ホームページをご覧ください。
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[2023.09.13] イフェクサーSRシンポジウム参加
福岡で開催されたイフェクサーSRシンポジウムに参加しました。講演1は福岡大学医学部精神医学教室講師衛藤暢明先生により「自殺予防外来・自死遺族専門外来について」、講演2は杏林大学医学部精神神経科学教室准教授の坪井高嗣先生により「異質性・多様性に富むうつ病の当事者をどう支援していくべきか」でした。
ご興味のある方は当院ホームページ内の学会・研究会報告のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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[2023.09.01] 基礎後期産業医研修会参加⑨
令和4年度第3回基礎・後期産業医研修会午前の部へ参加しました。
合同会社DB-SeeD代表の神田橋宏治先生による「嘱託産業医が知っておくべき遠隔産業衛生のリアル」では、コロナ禍とインターネットの普及により急激にリモートによる在宅業務が増えておりますが、産業医としていかに対応すべきかを詳しく教えて頂きました。
自宅が職場となり、労働者もコミュニケーションの問題、仕事とプライベートの区別の問題、長時間労働問題、運動不足問題などを感じており、本邦においては、身体的健康として腰痛、肩こりなどほぼ一貫して筋骨格系の愁訴が増え、健康行動では運動不足、肥満が増え、アルコール消費量、タバコ使用料も増えるとの結果であり、本邦と西洋の様々な違いがあることがわかりました。
ご興味のある方は当院ホームページ内の産業医研修会のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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"Bee" by sho (写真をクリックすると拡大します)
[2023.08.25] 英語論文掲載されました~
このたび Journal of Affective Disordersという医学雑誌に院長が共著の論文が掲載されました。広島大学の岡本教授、岡田准教授のグループが中心となって行っているfMRIを使ったうつ病の診断治療研究のプロトコールについての論文をすでにご紹介しましたが、このたびはその結果について詳しく説明されています。最近のfMRIを用いた画像研究でうつ病の発症に係る脳の部位が特定できるようになってきましたが、今回うつ病診断と脳内ネットワークマーカーと呼ばれるfMRI所見の関連性に再現性があることが証明されました。近い将来画像検査でうつ病と診断できるようになる可能性が更に高くなりました。現在広島大学病院や広島市内のいくつかのクリニックが協力してさらにデータの蓄積を行っております。今年の5月~7月に当院でもうつ病の患者さまにご協力をお願いして多くの患者さまにエントリーして頂き大変感謝しております。再び当院でご協力いただく患者様を募集することもありますので、その際はまたお知らせしたいと思います。うつ病の診断や治療にご興味のある方は院長、スタッフへお伝えください。業績についてのページからも是非ご覧ください。
[2023.08.13] 佐伯区家族会・勉強会のご案内~
当院がいつも連携させて頂いている佐伯保健センターより令和5年度佐伯区家族会・勉強会の年間計画を送って頂きました。こころの病気を持つ方のご家族のつどいで、月1回のペースで座談会、医師や医療介護関係者の講演、懇親会、施設見学などが予定されています。随時見学もできるそうですので、参加希望の方は佐伯保健センター佐伯区地域支えあい課地域支援第1係(☎ 082-943-9733)へご連絡ください。ご興味のある方は是非ご参加ください。
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佐伯区家族会のご案内(クリックすると拡大します)
[2023.08.01] 第442回広島精神神経学会参加
第442回広島精神神経学会へ参加しました。この学会もコロナ禍ではオンラインでの参加ばかりでしたが、久しぶりに現地開催に参加でき、同門の先生ともお会いすることができました。一般演題のセッションでは若手の先生方より興味深い症例の報告が多数あり、呉医療センター精神科の長尾崇弘先生による「怠薬により手首と舌の自傷に至った統合失調症妊産婦の一例」広島市立舟入病院小児心療内科の池尻直人先生による「母との儀式行為を主症状とする強迫性障害男児の1例」など興味深い症例報告を拝聴しました。
特別講演は「行政的な視点から見た広島の精神医療・福祉」をテーマに、前広島県立総合精神保健福祉センター所長の佐伯真由美先生より、「精神保健福祉センターの役割~精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に向けて」、前広島市精神保健福祉センター所長の皆川英明先生より「広島市精神保健福祉センターの歴史と地域における役割について」のご講演があり、広島県及び広島市精神保健福祉センターの役割や歴史について詳しく教えて頂きました。
ご興味のある方は当院ホームページ内の学会・研究会報告のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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[2023.07.28] 9月から水曜日の診療が変わります!
これまで水曜日午前にクリニックでの診療を担当して下さっていた上利由美先生がご開業されることとなり、8月末で当院を退職されることになりました。4年近く当院で代診して頂き、多くの患者様の診療に当たって頂きました。これまでのご尽力に感謝して、上利先生の新たな門出をお祝いしたいと思います。
そこで、9月からは毎月第1、3水曜日午前中は院長がクリニックで診療することと致しましたので、水曜日がご希望の患者さまは第1,3水曜日にご予約をお願い致します。第2、4、5水曜日は引き続き施設への往診を継続しますので、クリニックは休診となりますが、休診の水曜日でも午前中は予約や問い合わせなどの電話対応、受付対応は変わらず行いますので遠慮なくご連絡ください。水曜日の午後はこれまで通り休診となります。ご不便をお掛け致しますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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[2023.07.15] ナイアシンアミド販売開始しました!
当院では心療内科治療に栄養指導などお薬以外の治療法をできるだけ取り入れるようにしております。患者様の個々の症状を伺い血液データを解析して不足していると推測されるたんぱく質、良質の脂肪などの栄養素や、ビタミン、鉄などのミネラルを積極的に補充するようお伝えし、通院中の患者様に限り治療上必要であるサプリメントを当院受付にて販売しております。今年からご要望にお応えして特に統合失調症の方に効果がみられるナイアシンアミド500㎎カプセルも追加いたしましたので、お知らせします。服用初期にフラッシュがでやすいナイアシン500mgは在庫2つのみとなり、なくなり次第販売中止と致しますので、必要な方は早めに受付へお申し出ください。詳しくは診察時院長またはスタッフへお尋ねください。
※尚、ご自身でiHerbサイトにてネット購入される場合は、プロモコード欄に【TAN5573】を入れますと初回は5ドルオフ、2回目以降は5%オフで購入できますのでお試しください。一人でも多くの患者様が元気になっていただけるよう、今年も新しいことを試みていきたいと思っております。
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[2023.07.01] 第38回日本老年精神医学会春季大会参加
第38回日本老年精神医学会春季大会へ参加しました。コロナ禍ではオンラインでの参加ばかりでしたが、久しぶりに現地開催に参加でき、発表者や質問者の熱気が伝わってきました。「アルツハイマー病疾患修飾薬の社会実装をめぐって」のシンポジウムでは東京大学大学院医学系研究科神経病理学の岩坪威先生や他の4人のシンポジストにより、2023年にはアミロイドβ抗体医薬であるレカネマブがアメリカで迅速承認され、日本を含むグローバル第3相試験も終了し、本邦でもPMDAにより審査が行われていることが報告されました。抗アミロイド抗体によるARIA (amyloid-related imaging abnormalities) と呼ばれる副作用があり、定期的な頭部MRI検査によるモニタリングやステロイドパルス療法や血漿交換療法、さらに症状に応じた治療(抗けいれん薬など)などが検討されます。
最後に大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室の池田学教授より、「認知症の精神科医療への影響と今後の展望」と題してアルツハイマー病の疾患修飾薬が上市された場合の精神科医の心構えや準備についてお話がありました。精神科医はアルツハイマー病の病態機序、各種バイオマーカー、疾患修飾薬の標的分子や期待される効果・限界・予想される副作用、副作用のモニタリングなどを熟知しておく必要があり、議論を重ねて当事者が納得する支援を続けられるかが、精神科医としての力量を問われるところではないだろうか、とのことでした。
ご興味のある方は当院ホームページ内の学会・研究会報告のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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"Hydrangea" by Neurosurgeon1964(写真をクリックすると拡大します)
[2023.06.23] 8月の休みについて
今年のお盆休みは8月13~15日を休診とさせて頂きます。山の日の祝日のため8月11日も休診致します。皆さまには大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご協力の程よろしくお願いいたします。お盆のお休み期間でも広島県精神科救急情報センターをご利用になれます。緊急を要する場合は☎082-892-3600へご連絡ください。
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[2023.06.13] 今月はITALIAの香り~
クリニックにお越しいただく方々に香りでもくつろいで頂きたいと思っています。今月はITALIAという、Dr. Vranjes Japan限定シリーズの中からイタリアの3色旗からインスパイアされたワイルドミント(緑)ベルガモット(白)ジンジャー(赤)が織り成す香りを診察室に置いております。「調香師Dr.パオロ・ヴラニエスの祖国へのオマージュとして生まれたフレグランス。世界遺産のアマルフィやサルディーニャなどイタリアの美しい海を思わせるきらめくアクアグリーンが印象的。フレッシュで芳しく、清々しさとともに波打ち寄せる海辺を歩くときのような解放感と深いリラックス感をもたらしてくれます」とのことです(^o^) 梅雨の蒸し暑い日でも爽やかな気分になって頂けると思います。次回受診日をお楽しみに (^^)/
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[2023.06.01] 第62回中国・四国精神神経学会総会参加②
(つづき)第62回中国・四国精神神経学会総会へ参加しました。医療法人山口病院副院長・日本栄養精神医学研究会会長の奥平智之先生による「栄養精神医学における亜鉛~メンタルヘルスは食事から~」のランチョンセミナーでは、生体内での亜鉛の役割や欠乏時の精神症状の出方、治療方法などを教えて頂きました。
亜鉛には幸せホルモンと言われるセロトニンや睡眠ホルモンであるメラトニンを作ったり、ストレスから発生する活性酸素を解毒するSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)を強化したり、抗炎症作用、抗酸化作用のあるビタミンDを活性化させるなど、様々な役割があります。亜鉛を抗うつ薬と併用すると大うつ病性障害に有効性が認められ、うつ症状スコアを有意に改善させたり、抗うつ薬が少量で済んだり、睡眠が改善するなどのエビデンスが出ています。
ご興味のある方は当院ホームページ内の学会・研究会報告のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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[2023.05.22] 世界禁煙週間です!
世界保健機関(WHO)は毎年5月31日を世界禁煙デーに定め、今年は “Grow Food, Not Tabacco” をテーマに禁煙を推進しています。厚生労働省毎年5月31日~6月6日を日本の禁煙週間と定めて様々なイベントを行い、日本禁煙学会も 「日本のタバコにも画像警告表示を」のポスターを作成し、全国各地で禁煙イベントを催す予定です。広島でも広島県医師会主催で6月8日広島県医師会館にて 第23回たばこと健康・広島フォーラムが開催されます。医療関係者ならだれでも参加できますので、是非広島県医師会ホームページよりお申し込みください。
東京オリンピックを契機に2020年4月1日より東京都受動喫煙防止条例が全面施行され、①幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校は敷地内全て禁煙、屋外喫煙場所設置も不可 ②多数の人が使う施設や店舗は「喫煙専用室」以外の屋内喫煙が原則禁止 ③従業員がいる飲食店は原則禁煙となり、飲食店の84%が罰則付きで禁煙となりました。ご自身やご家族を守るためにも、タバコがやめられない方は是非最寄りの禁煙外来、または当院の禁煙外来をご利用ください。
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[2023.05.15] G7広島サミット期間中の診療について
2023年5月19日(金)~21日(日)G7広島サミットが開催され、5月18日(木)~22日(月)広島市内の一部で交通規制が行われます。当院は佐伯区五日市にあり佐伯区内の一般道は特に交通規制の対象エリアではないため、当院はこの期間も暦通り診療を行いますので、安心して受診してください。ただ、交通規制のある地域にお住まいでこの期間中当院への通院が難しい方は、早めに予約の変更をお願いいたします。
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[2023.05.08] 広大うつ病研究協力のお願い
今月より新たに広島大学病院精神神経科による「国際脳・ViCLE研究」といううつ病臨床研究に参加しています。以前にもご紹介しましたが、広島大学の岡本教授・岡田准教授のグループがうつ病を発症する際に活性化されたり活動が低下したりするうつ病診断脳回路マーカーをすでに発見されていますが、このたびはそのデータを証明するため、うつ病初発または再発された方に、血液検査でうつ病に関連する遺伝子やたんぱく質の変化を調べたり、fMRIで詳しく脳の機能を調べさせて頂き、最終的にはマーカーによる寛解率の違いなどからうつ病の予後が判定できるようなうつ病層別化脳回路マーカーを確立したり、fMRI検査をしながらうつ病治療を行えるようなうつ病ニューロフィードバックといわれる治療法の確立を目指しています。うつ病研究に協力したい、ご自分のうつ病についてもっと詳しく知りたい、などご協力いただける方は是非ご参加ください。勿論、参加されなくても当院でできる限りの治療をさせて頂きますし、同意してくださった後に理由なく断って頂いても全く問題ありません。うつ病がより早く治せる時代がくることを夢見て、今年も色々なことに取り組んでいきたいと思っています。
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[2023.05.01] 第62回中国・四国精神神経学会総会参加①
第62回中国・四国精神神経学会総会へ参加しました。興味深かった講演などをご紹介します。特別講演1はStanford大学の篠崎元先生による「せん妄の臨床・脳科学へのブレークスルーを目指して-新機能はデバイス、エピジェネティクスバイオマーカー、マウスモデル開発-」の特別講演では、特に高齢の入院患者さんでよくみられるせん妄について臨床から基礎研究まで詳しく研究結果を提示して頂きました。
病棟でも簡易的にできるEEGシグナル(Bispectral EEG; BSEEG)を短時間測定することにより、感度、特異度とも80%前後でせん妄を検出でき、入院日数、特に生存率などの患者予後の予測もできるようになったそうです。また近年の研究により、せん妄の病態として神経炎症、すなわち炎症性サイトカイン上昇を伴う生体の免疫反応が脳に影響を与えることが明らかになってきて、せん妄患者でDNAメチレーションが減少することによりTNF-α遺伝子の発現が増加していたことを明らかにしました。
ご興味のある方は当院ホームページ内の学会・研究会報告のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。(つづく)
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[2023.04.21] FIKA広島紙屋町開院1周年!
2022年4月1日に開院されたFIKA広島紙屋町さんが、このたび無事1周年を迎えられました! FIKAでは障害福祉サービスの自立訓練(生活訓練)を通じて障害者の方々の健康管理、自己管理、対人技能、基本的労働習慣、キャリアデザインなどトータルでサポートし、健やかで充実した社会生活を実現するための土台つくりをお手伝いします。皆さんの困りごとや目標に合わせて、オーダーメードの個別支援計画を作成し、働くことを想定したトレーニング、認知行動療法をベースとした再発予防のトレーニング、体力回復を目的とした運動プログラムなど、セルフワークとグループセミナーの2種類の形式で実施し、精神保健福祉士、臨床心理士、公認心理士などが専門的なアドバイスも行います。FIKAとはスウェーデン語で「いったん仕事の手をすべて止め、コーヒーを飲みながら甘いものを取り入れる時間を設ける習慣」という意味だそうで、ほっと一息付けて前向きな気持ちになり未来へ進む活力が湧いてくる、そんな場でありたいとのことです。すでに当院からも多数の患者さまを紹介させて頂き、FIKAのサポートにより復職や社会復帰され大変喜んで頂いています。ご希望の方は☎082-962-3381へお電話されるか、info@fika-hiroshima.comへメールでご相談ください。当院院長、スタッフへも遠慮なくお尋ねください。地域の皆様が元気に過ごせるよう、これからも応援していきたいと思っています。
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[2023.04.13] 開院12周年!
お蔭さまで本日開院12周年を迎えることができました。当院へ通院してくださる患者さまやご家族の皆様、また連携してくださっている病院・診療所・施設やお取引先の皆様にも心より感謝申し上げます。この1年も患者さまおひとりおひとりの気持ちに寄り添い、地域の方々から困った時はいつでも相談したいと思って頂けるようなクリニックを目指して、精一杯診療したいと思っております。よろず相談や審査会など医療法人として更に社会に貢献し、またいつも協力してくれているスタッフの幸福も実現していけるよう日々精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m
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[2023.04.01] マイナ保険証が使えるようになりました!
本日より当院でもマイナ保険証が使用できるようになりました。来院されましたら受付スタッフの案内に従って、マイナ保険証カードリーダーでチェックインして頂ければ、保険証や処方内容の照会ができるようになり、今後は保険証の持参が不要となります。またマイナ保険証をできるだけ普及させたいとの厚生労働省の方針により、マイナ保険証を持参されませんと、当面の間どの医療機関を受診されても診療代が若干高くなりますのでお知らせいたします。ご不明な点等ございましたら遠慮なく当院スタッフへお尋ね下さい。
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"桜咲く!"(写真をクリックすると拡大します)
[2023.03.23] ゴールデンウィークについて
今年のゴールデンウィークは暦通り4月29日~30日、5月3日~5月5日を休診とさせて頂きます。連休の前後は混み合うことが予想されますので、お早めにご予約をお取りください。ゴールデンウィークのお休み期間でも広島県精神科救急情報センターをご利用になれます。緊急を要する場合は☎082-892-3600へご連絡ください。
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[2023.03.12] 英語論文掲載されました~
このたび BMC Psychiatryという医学雑誌に院長が共著の論文が掲載されました。広島大学の岡本教授、岡田准教授のグループが中心となって行っているfMRIを使ったうつ病の診断治療研究のプロトコールについて、詳しく説明されています。これまで精神疾患の診断は患者さまの訴える症状をDSM-V、ICD-11などの診断基準と照らし合わせて行っていますが、最近のfMRIを用いた画像研究でうつ病の発症に係る脳の部位が特定できるようになり、近い将来画像検査でうつ病を診断できるようになると思われます。このたびの論文はその方法を確立させることを目的としたもので、現在広島大学病院や広島市内のいくつかのクリニックが協力してデータの蓄積を行っております。今年~来年にかけて当院でもうつ病の患者さまにご協力をお願いしていく予定ですので、その際はよろしくお願いいたします。勿論、理由なく断って頂いても当院での治療に影響はございませんので、ご安心ください。うつ病の診断や治療にご興味のある方は院長、スタッフへお伝えください。業績についてのページからも是非ご覧ください。
[2023.03.01] 基礎後期産業医研修会参加⑧
令和4年度第2回基礎・後期産業医研修会午後の部へ参加しました。
三井化学健康管理室長・統括産業医の土肥誠太郎先生による「法令準拠型から自律的管理型へ~産業医が知っておくべき今の状況~」では、化学物質を職場で自律的に管理するようになってきている現状や今後の展望について教えて頂きました。引き続きOHコンシェルジュの東川麻子代表取締役による「健康管理担当者と築く産業保健活動~楽しい産業医活動のために~」では、事業場の産業保健活動レベルを6段階に分け、それぞれに応じて産業医が活動するコツなどについて詳しく教えて頂きました。
ご興味のある方は当院ホームページ内の産業医研修会のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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[2023.02.23] なんでも電話相談会ご案内
3月22日広島弁護士会主催広島県医師会および広島市医師会が後援するなんでも電話相談会が開催されます。例年実施していた「暮らしとこころの相談会」はコロナ禍で中止のため、今年は弁護士、精神保健福祉士、臨床心理士、社会福祉士、司法書士、社会保険労務士、医療ソーシャルワーカーなどの専門家が電話で親身に対応してくれます。勿論、相談内容は秘密厳守。生活保護の相談、住まいの相談、こころの相談など、精神疾患によりお困りの方の力になってくれると思いますので、☎090-4890-1579へご連絡ください。尚、今年は6月6日、9月5日、12月5日に「暮らしとこころの総合相談会」が予定されているそうですのでそちらでもお気軽にご相談ください。勿論、これまで通り最寄りの心療内科当院でもご相談に応じていますので、精神疾患に関連した気持ちや考え方・からだ・行動の変化でお困りの方もお気軽にご来院ください。
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[2023.02.12]  当院からのお知らせメール120本目!
ご希望の患者さまへ、スタッフと協力して当院からのご案内メールを月に1回お送りしています。気がつくと、ついに120本目となってました! 10年間毎月お送りしたことになります。主に心療内科に関する新しい情報や、院内のご案内、休診のお知らせなどをお送りしており、パソコン、スマートフォンいずれでも受信して頂けます。通院を終了された方にも引き続きお送りしており、一旦治療が終了された方にも当院を身近に感じていただければと思っています。ご希望の方、あるいは配信停止を希望される方も、遠慮なく院長・スタッフへお伝えください。m(_ _)m
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[2023.02.01] 基礎後期産業医研修会参加⑦
令和4年度第2回基礎・後期産業医研修会午前の部へ参加しました。リコーグループ統括産業医の森田哲也先生による「今さら聞けないストレスチェックの全て~制度の概要から高ストレス者面談のキホンまで~」では、表題の通りストレスチェック制度について基本から詳しく教えて頂きました。平成25年~令和2年労働安全衛生調査によると、仕事や職業生活に強いストレスをを感じている人が約半数を占め、F3(気分障害圏)は約4倍、F4(適応障害など)はここ数年で急増し、それに伴って精神障害等の労災請求、認定件数ともに増加傾向にあるため、改正労働安全衛生法により平成27年12月より労働者数50人以上の事業所でストレスチェック制度が義務化されました。詳しくはストレスチェック制度導入マニュアルストレスチェック制度実施マニュアルストレスチェック制度Q&Aをご参照ください。
ご興味のある方は当院ホームページ内の産業医研修会のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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"Red Rose & Gloriosa" by sue(写真をクリックすると拡大します)
[2022.01.26] プレゼント?!
患者さまとは診察時色々なお話を伺う機会があり、意外な趣味や特技をお持ちで驚くことも多々あります。ある患者さまがこのたび綺麗な折り紙をプレゼントしてくださいました。恐竜や動物の折り紙で、精巧につくられていてびっくりしました! 受診時に持参され、当院へプレゼントしてくださるとのことでした。ありがたく頂き、コロナ禍が明けたら院内へ飾せて頂こうと思います。当院には大変お元気で心身の健康のために趣味や運動に頑張っておられる患者さまが多くおられ、いつも感心しています。時間の許す限り診察時に患者様とお話できるのを楽しみにしています。
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[2023.01.15] お勧め;草津カレー!
当院もいつも連携させて頂いている草津病院デイケアセンターより、”草津カレー”を頂きました! 今年もきずな農園で作ったトマトを入れ、JA安芸との農福連携で完成したオリジナルバターチキンカレーとのことで、パッケージにもおいしそうなトマトが写っています !(^^)! 就労継続支援B型事業所「ワークネクスト」は、JA安芸から農作業の委託を受け、きずな農園で様々な野菜を栽培していますので、大自然の中で野菜の成長を見守りながら作業を行うことで、利用者さんたちも気分転換や体力づくりにもつながっているそうです。このように草津病院ワークネクストでは精神疾患をお持ちで日常生活の自立が難しい方の生活支援をしたり、一時的な事情で休職されている方の社会復帰を支援したり、その中で写真のような製品を作られたり、パン屋さんでの就労訓練もできるそうです。当院からも多くの患者さんを紹介させて頂き、皆さん社会復帰され喜ばれています。おひとりで悩んでおられる方、またご家族が社会復帰できずに困っておられる方も当院、または草津病院へ直接ご相談ください。これからも地域の皆様が元気に過ごせるよう、応援していきたいと思っています。
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[2023.01.11] 基礎後期産業医研修会参加⑥
令和4年度第1回基礎・後期産業医研修会午後の部へ参加しました。
産業医科大学産業静態科学研究所産業保健経営学の永田智久准教授による「本気の健康経営-成功のキーワードと嘱託産業医ができる事・知っておくべき事-」では、「健康経営」「ホワイト500」など最近のトピックスについての詳しい説明がありました。
続いて広島労働局労働基準部健康安全課の狭間秀樹課長先生による「最近の労働衛生行政について」では、最近の労働災害発生状況や法改正についての詳しい報告がありました。60歳以上の雇用者数は過去10年で1.5倍となり、労働災害による死傷者のうち、60歳以上の労働者が占める割合は過去10年で約18%→26%へ増加しており、上限100万円のエイジフレンドリー補助金を活用することなどが紹介されました。
ご興味のある方は当院ホームページ内の産業医研修会のページに詳しく記載してありますのでご覧ください。明日からも最新の知見を当院通院患者さまへお伝えしていきたいと思います。
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[2023.01.04] 謹賀新年<(_ _)>
明けましておめでとうございます。本年も患者さまおひとりおひとりの気持ちに寄り添い、地域の方々から困った時はいつでも相談したいと思って頂けるようなクリニックを目指して、精一杯診療したいと思っております。よろず相談やワクチン接種ボランティアなど医療法人として更に社会に貢献し、またいつも協力してくれているスタッフの幸福も実現していけるよう日々精進してまいります。 1月4日~より診療開始致しました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
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"迎春2023" by sue(写真をクリックすると拡大します)


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